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きょうだい

読書

われわれは、産まれてくる環境を選べない。

 

それは、親であり、場所であり、時代である。

 

順番もまた然り。

 

長男長女が集まると必ず、「自分がどれだけ不当な扱いを受けてきたか」で盛り上がる。

妹や弟は、自分が親と格闘して得た権利をただ享受している、と。

私たちがいくら苦労しているか知りはしない、と。

 

だけど、それは逆もまた同じだろう。きっと、末子には末子なりの、次男次女には次男次女なりの、ひとりっ子にはひとりっ子なりの、「あるある」が存在するはずである。

 

社会学には、地位達成に家族がどんな影響を与えたのかを解き明かす研究群がある。

いわゆる「社会階層と地位達成」に関する研究である。その中では、「出身社会階層が地位達成に与える影響はとても大きい」というのが、「常識」となっている。

 

 

きょうだいというものは、一般的には、出身社会階層を同じくしている。

 

しかし、感覚的には、同じ家庭出身でも、まったく違った発達を遂げ、異なるライフコースを歩むきょうだいがたくさんいることを、私たちは知っている。

 

つまり、地位達成のメカニズムを説明するうえで、出身社会階層だけでは説明しきれないことを、「きょうだい」が説明できるのかもしれないのである。

といったことは、その分野の研究に詳しい。

 

 

それをいきなり読んでもいいのだけど、まずは「きょうだいってなんだ?」というところをつかむのがよいだろう。

 

きょうだいの研究 (現代心理学ブックス)

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ひとりっ子・すえっ子 (現代心理学ブックス)

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きょうだい―メンタルヘルスの観点から分析する

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